山梨学院が延長戦制し決勝進出、10回に猛攻7点 4番高橋が決勝打

山梨学院対浦和学院 10回表山梨学院1死三塁、左前適時打を放つ高橋(撮影・野上伸悟)

<高校野球秋季関東大会 山梨学院9-2浦和学院>◇6日◇準決勝◇J:COMスタジアム土浦

山梨学院(山梨1位)が延長戦の末に接戦を制し、19年以来2年ぶりの決勝進出を決めた。吉田洸二監督(52)は「(先発の)榎谷がよく投げたと思う。打線は厳しかった。10回は、相手の投手のボールが少し疲れてきていたのかなと思う」と振り返った。

2-2で迎えた延長10回、先頭の進藤天内野手(1年)が二塁打を放ってチャンスをつくった。1死三塁で、4番に座る高橋海翔内野手(1年)が2ボールからの3球目、135キロをとらえて勝ち越しの左前打を放った。

そこから打線の勢いは止まらず、打者一巡の猛攻をしかけて一挙7点を奪った。4番の仕事を果たした高橋は「低めを見極められる自信はあったので、直球狙いだった。この流れで優勝したいです」と話した。

先発したエース榎谷礼央(れお)投手(2年)は、浦和学院打線を5安打2失点に抑えて完投した。「チームの目標は優勝なので、それを達成したい」と力強く話した。