<どっちも勝て~特別編3~「東京都代表対決」>
第94回選抜高校野球大会(18日開幕、甲子園)に臨む監督や球児を「どっちも勝て~特別編~」として紹介。最終回は「東京都代表対決」。今大会は、日大三と早実が出場した17年以来5年ぶりに東京から2校が選出された。昨秋の東京都大会優勝の国学院久我山と、同決勝で9回2死までリードしながら、逆転サヨナラ負けを喫した二松学舎大付。プライドをかけた戦いを、甲子園でも見せる。
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選手と監督の厚い信頼関係で全国に挑む。11年ぶり4度目の出場となる国学院久我山。昨秋都大会決勝・二松学舎大付戦では9回2死から逆転サヨナラ勝ちをおさめ、頂点に立った。
31歳の尾崎直輝監督は、年齢の近い選手たちと積極的にコミュニケーションをはかる。4番の成田陸内野手(2年)は「挑戦してみてダメでも、必ずアドバイスをくれます」と話す。成田は自身の持ち味を「初球から積極的にスイングが出来ること」と言う。これは同監督の「振ってみなきゃ分からない。何事もやってみることが大事だよ」という助言からつかんだ。センバツ出場をたぐり寄せた昨秋決勝のサヨナラ勝利は、成田が初球を振り抜いた逆転サヨナラ適時二塁打だった。
指揮官は「この子たちは、教わったことをまずは必ずチャレンジしてみるんです。これがすごく良いところだと思います。高校生ではなかなかできないこと」。素直さと行動力を評価している。過去3度の出場は、いずれも初戦敗退。記念すべき1勝へ向け、全員でチャレンジする。【阿部泰斉】