第94回選抜高校野球大会(甲子園)の大会第1日は天候不良のため中止となり、第3試合に登場予定だったクラーク(北海道)は甲子園室内練習場で約1時間半、調整した。下半身のウオーミングアップから、ティー打撃、左の山中麟翔、右の辻田旭輝(ともに3年)の両エース相手に、打撃練習も行った。
センバツ初日の順延は92年以来30年ぶり。オンライン会見に臨んだ佐々木啓司監督(66)は駒大岩見沢監督として、その92年センバツを経験している。神戸弘陵(兵庫)の辞退で出場権を得た育英(兵庫)に、初戦で0-8で敗れた。その年も天候不良が続き、第5日第1試合の駒大岩見沢-育英は、前夜から雨が続き、予定の9時半から3時間遅れでの開始だった。
状況は微妙に異なるが、今大会も出場辞退校が出て、さらに天候不良による順延と嫌な流れ。だが、昭和、平成、令和と3元号勝利を狙うベテラン監督は「確かラッキーゾーンがなくなって最初の年だったね。選手宣誓もやって。いきなり(初回に)ランニング本塁打されてねえ。そんなことを思い出しましたよ」と笑い飛ばした。
1日試合が伸びたことに関しては前向きにとらえている。「神宮大会は雰囲気に慣れる前にやられた感じだったから、こうやって1回、中に入って甲子園を感じられたのは良かったです。みんな落ち着いてきたんじゃないかな」と話した。
初戦は19日の第3試合に順延。昨年11月の明治神宮大会で敗れている九州国際大付(福岡)との再戦へ、主将の白取太郎外野手(3年)は「天気のいいところでやれるのがベスト。気にはしていない。自分たちの野球をして甲子園1勝を持ち帰れたら」と雪辱を期した。