<センバツ高校野球:広陵9-0敦賀気比>◇20日◇1回戦
「広陵のボンズ」が3安打デビューだ。今大会注目の2年生の1人、4番真鍋が3安打1犠飛で、史上3校目の4元号にわたる甲子園勝利に貢献。2回戦で、九州国際大付(福岡)・佐倉■(人ベンに峡の旧字体のツクリ)史朗内野手との2年生スラッガー対決が決まった。
身長189センチ、高校通算11本塁打の長距離砲は3回の第2打席でスライダーを右前に運び、あとは直球を左犠飛、右前打、中前打。鋭く低い打球で警戒網を破っていった。「初回のチャンスで得点できなかった悔しい気持ちを次の打席で切り替えました。3安打できたのはよかったが、持ち味の長打力を発揮できなかった」と満足はしなかった。
昨秋の明治神宮大会決勝で大阪桐蔭に敗れ、体格差を痛感。「俺たちは細いけん。でかくなろうやと声を掛け合った」と、冬場の鍛錬に励んだ。中井哲之監督(59)はオフから「初戦で大阪桐蔭と当たる準備をしとけ」と、最高レベルを意識させてきた。伝統の試合巧者ぶりはそのままに、監督が「チーム全体が強く振れる」と言う大型打線に仕上がった。その軸に座るのが真鍋だ。
24日の2回戦に九州国際大付と激突する。前日19日に延長10回サヨナラ犠飛を放った佐倉との直接対決。真鍋は「佐倉がホームランを打つ前には打ってやろうと思っています」ときっぱり。2人と同じ左の大砲の花巻東(岩手)・佐々木麟太郎内野手、好左腕の大阪桐蔭・前田悠伍投手を含めた今大会注目の2年生カルテット。真鍋と佐倉の対戦は、ライバル物語の序章になる。【柏原誠】
※■は人ベンに峡の旧字体のツクリ