駒大苫小牧いざ女子日本一へ挑戦 エース柴田涼ら東京出身3選手、決勝舞台の東京ドームへ燃える

15日の練習試合で先発した駒大苫小牧の柴田(撮影・佐藤翔太)

全国高校女子硬式野球選抜大会(26日開幕、埼玉・加須きずなスタジアムほか)に道内から2チームが出場する。20年春に発足し昨年の同大会で全国初白星を挙げた駒大苫小牧が、日本一を狙う。今年決勝が行われるのは東京ドーム。北の大地に野球留学する東京出身の3年生たちが夢の舞台を目指し、27日の福井工大福井(福井)との初戦に臨む。札幌新陽は昨年初戦で敗れた開志学園(新潟)と開幕26日の1回戦で再び激突。リベンジに挑む。

目指すは日本一。今大会の決勝舞台が東京ドームということもあり、駒大苫小牧の選手たちは一層燃えている。エース右腕柴田涼投手(3年)は東京・板橋第三中出身で、プロ野球観戦にもよく訪れていたなじみの球場だ。「観戦に行くなら東京ドームだった。その中でプロ野球選手がマウンドに立っているのを見ている。自分もそこに立って日本一になって、みんなで日本一の景色を見たい」と思いを描く。

創部から今年で3年目。1期生たちは最高学年になる。本州からの野球留学生もおり、新3年生では柴田のほか、江東第二南砂中出身の藤井華子(かこ)主将、目黒大鳥中出身の野呂萌々子(ももこ)遊撃手と3人がいる。

今も記憶に残る東京ドームでの思い出を持つ選手もいる。藤井は中学時代に日米対抗ソフトボールを観戦。柴田は中学3年の8月に日本ハムの主催試合を観戦している。藤井は「(勝ち上がれば)東京ドームでできる。自分のできる最善を尽くしたい」と、故郷での試合を目標に掲げた。

チームは15日に札幌ドームで札幌新陽と練習試合を行い、ドーム球場での“予行練習”も行った。その後も調整を進め、22日に埼玉入りした。茶木圭介監督(44)は「わが敵は我にあるのかなと思う。いかに自分たちの野球を貫いて勝ち抜いていくか」と見据える。

初出場の昨年は1回戦で叡明(埼玉)にコールド勝ちし全国初勝利。しかし2回戦で神戸弘陵(兵庫)に0-7で敗れた。今大会の初戦は、福井工大福井とぶつかる。柴田は「常にチャレンジャーという気持ちで、相手に1戦1戦ぶつかっていきたい」。藤井は「まずは1戦1戦全力で自分たちらしいプレーができたら」と力を込めた。【山崎純一】

○…札幌新陽は昨年のリベンジに挑む。1回戦で昨年覇者の開志学園と対戦する。昨年の初戦で0-6と屈している相手との再戦に津田夏実主将(3年)は「去年負けた3年生の分まで自分たちが取り返さないといけない。勝つしかないと思っている」と語気を強めた。