【センバツ】星稜が初の4強進出ならず 勇退の林和成監督「選手たちに感謝…幸せな監督生活」

星稜対国学院久我山 9回表星稜2死一、三塁、斎賀が二塁に打ち上げた瞬間、ベンチ前で天を仰ぐ星稜・林監督(撮影・野上伸悟)

<センバツ高校野球:国学院久我山4-2星稜>◇28日◇準々決勝

星稜が石川県勢初の4強進出を逃した。今大会限りでの勇退が決まっている林和成監督(46)は、同校ラスト采配で逆転負け。試合後は第4試合の三塁側、大阪桐蔭の西谷監督と握手。ねぎらいをうけ、退場時には球場内から大きな拍手が送られた。林監督は脱帽し、一礼してグラウンドを後にした。

先制は星稜。両軍無得点の4回だ。相手失策も絡むなど4連打。2点を奪い、先手を打った。

投げては1回戦で右手中指の爪を負傷していたマーガード真偉輝キアン投手(3年)の代役で、武内涼太投手(2年)が先発。4回まで無安打投球も、5回1死二塁で右前適時打を献上した。同1死一塁からはマーガードが2番手でマウンドへ。1点を失い、なお2死二塁で4番下川辺に痛恨の勝ち越し2ランを浴びた。奥川恭伸(現ヤクルト)が2年生で出場した18年以来4年ぶりの8強入りだったが、準決勝進出はならなかった。

試合後、林監督は「選手たちは最後まで追いつこうと諦めずに戦ってくれた。甲子園での3試合は素晴らしい戦いだった。選手たちに感謝したい。ここまでこられるとは思っていなかった」と感無量。最後は目に涙を浮かべながら「寂しさもあるけれど、たくさんのいい思い出がありました。幸せな監督生活でした」と締めた。