【センバツ】大阪桐蔭・西谷監督“胴上げ投手”「川原で終わってもらいたい」昨夏の悔し涙に親心

大阪桐蔭対近江 9回裏近江1死一、二塁、川原(左)は川元を投ゴロ併殺に仕留め、優勝を決め喜ぶ(撮影・上山淳一)

<センバツ高校野球:大阪桐蔭18-1近江>◇31日◇決勝

大阪桐蔭“胴上げ投手”は右腕の川原だった。7回1失点と好投の前田に代わり、8回からの2回を無失点。昨夏の甲子園2回戦・近江戦では同点の8回に登板したが、2点を失い敗れた。

西谷監督は「最後は昨年悔しい思いをした川原で終わってもらいたいという気持ちを持っていました」と親心で送り出した。昨夏は悔し涙にくれた右腕は優勝の瞬間、力強いガッツポーズで駆け寄ってくる仲間を待った。