春季東京大会ノーシード郁文館がシード校破り3回戦進出 台湾留学生の姚柏宇9回途中3失点

郁文館対八王子学園八王子 勝利に歓喜する郁文館ナイン(撮影・阿部泰斉)

<高校野球春季東京大会:郁文館5-4八王子学園八王子>◇6日◇2回戦◇スリーボンドスタジアム八王子

ノーシードの郁文館がシード校の八王子学園八王子を下し、3回戦進出を決めた。

先発左腕の姚柏宇(りょう・はくう)投手(3年)が、8回1/3を3失点。130キロ台の直球とスライダー中心の投球術で、7回までは1失点に抑えた。

姚は台湾からの留学生。日本との野球の違いを「向こうは球威があって、(日本は)スピードがあります」と分析。好きな日本の食べ物は「ラーメン。向こうより味が濃いから好きです。(一番好きな種類は)みそ」と流ちょうな日本語で答えた。

日本での生活は3年目を迎える。「こっちに来てから一度も台湾には帰っていません」と、少し寂しげな表情もみせた。それでも「寮は皆と一緒だから楽しい。今後も日本で野球を続けたいです」と晴れやかに話した。