【高校野球】西日本短大付4強 江川颯太完投、捕手の和田悠二朗決勝打 バッテリー攻守で活躍

長崎日大戦の2回、先制適時打を放ち、ガッツポーズを見せる西日本短大付対・和田(撮影・只松憲)

<高校野球春季九州大会:西日本短大付5-3長崎日大>◇26日◇準々決勝◇宮崎アイビースタジアム

昨夏の福岡王者、西日本短大付が長崎日大との接戦を制し、4強入りを決めた。バッテリーが攻守で活躍。和田悠二朗捕手(3年)が決勝打を含む2安打2打点をマークし、エースの江川颯太投手(3年)が完投で勝利を呼んだ。九州国際大付(福岡)、神村学園(鹿児島)、小林西(宮崎)がベスト4に進出。準決勝は28日にサンマリンスタジアム宮崎で行われる。

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BIGBOSSこと日本ハム新庄監督の後輩バッテリーが、攻守に躍動した。まずは捕手の和田。0-0の2回無死三塁で、中前に先制&決勝の適時打を放った。「内に入ってきたスライダーを初球から狙ってました」。一塁ベース上で、渾身(こんしん)のガッツポーズ。「気持ちを前面に出してチームを盛り上げたかったので」と、感情を爆発させた。3回にも左前適時打で、2安打2打点の活躍だ。

女房役の一打に、最速143キロ右腕の江川も応えた。何度もピンチを招きながら、3失点の粘投。「ピンチになったら、よりギアを上げられる。なるべく失点しないように頑張りました」と、エースの意地を見せた。2回2死二、三塁では、左翼へ2点適時二塁打。和田と2人で、チーム5得点のうち4得点を生んだ。

20年秋の筑後地区の1年生大会3回戦で、大牟田に完敗。4-14で7回コールド負けした。当時のバッテリーも江川-和田。「今でも覚えてます。あの試合は大きい」と和田。周囲に「この学年は弱い」と言われ続け、反骨心を胸に成長してきた。次戦は小林西との準決勝。2試合連続完投の江川は「自信がつきました」と春の九州王者を目指す。【只松憲】

▽西日本短大付・西村慎太郎監督「(江川は)よく辛抱して最後まで投げるようになりましたね。キャッチャーの和田も、配球を見ていたら『こんな風にできるようになったんだな』と思いました」