北海道高野連評議員会が28日、札幌市内で行われ、13年3月まで専務理事を務めた坂本浩哉氏(57)が新会長に就任した。
同氏は04年から副理事長、06年から理事長、11年から13年3月まで専務理事を歴任。現場トップの専務理事経験者の会長就任は初となる。同氏は「仕事を分かっていると思われている分、プレッシャーはある。それを逆に糧にして、まずコロナ禍前の高校野球に戻せるよう取り組みたい」と意気込んだ。
副理事長時は球児のケアのため試合会場に理学療法士を派遣。理事長時代は道高野連公式サイトを作成し、過去の試合データ集積や、試合速報を導入するなどアイデアマンで、既に新たなプランも思い描いている。私案とした上で「道大会までの試合数が支部(地区)によって極端に違う大会もある。参加校の少ない支部は、他支部と代表決定戦を行うというようなことも、検討する必要がある。支部再編にも、どこかで手を付けたい」と話した。
3年ぶりに有観客に戻る春季大会についても言及。元球児として「多くの人に見ていただくことで成長できる。今後の状況次第だが、対策を講じた上で可能な限り、観客を入れて実施したい」と方針を口にした。
12年には早実(東京)、慶応(神奈川)の2校を招いた招待試合を実現させるなど、高校野球ファン拡大に尽力してきた。野球人口増加への取り組みについて「北海道野球協議会とも連係し、中学やシニアの指導者との意見交換も深めていきたい」。野球人としての人脈も駆使し、新たな道を切り開く。【永野高輔】
◆坂本浩哉(さかもと・ひろや)1964年(昭39)10月12日、札幌市生まれ。倶知安小4年で野球を始める。札幌太平中から札幌北陵高に進み、同高では遊撃手としてプレー。日体大卒業後に保健体育教諭となり八雲高、札幌西高で野球部監督を務める。04年に道高野連副理事長、06年から理事長。道高野連が一般財団法人に移行した11年から13年3月まで専務理事。18年に日本高野連功労者表彰を受ける。18年から置戸高、20年から浦河高校長を務め今春、札幌稲雲高校長就任。家族は夫人と3男。