天理破った奈良大付も近江・山田の前に歯が立たず「夏に向け作り直し」完敗も全国レベル感じた 

奈良大付戦に先発し6回1安打無失点の近江・山田陽翔(撮影・前岡正明)

<高校野球春季近畿大会:近江6-0奈良大付>◇22日◇1回戦◇和歌山市紀三井寺

奈良大付は全国レベルを肌で感じ、夏に向かう。近江の剛腕山田陽翔と対戦も歯が立たず、6回で1安打が精いっぱい。完封で完敗後、田中一訓監督(48)は「ツーシーム、沈む球が有効的でした。左打者が沈む球に三振を取られた」と脱帽した。

山田に空振り三振した主将の坂東泰樹内野手(3年)も「球威に押されて変化球も鋭かった。もう1度夏に向けて作り直して挑みたい」と前を向いた。奈良大会で天理を倒して近畿大会に進出。敗戦を生かす。