苫小牧中央、エース斉藤優汰ピンチ脱出「制球が決まらずに球の勢いで押し切った」

釧路工対苫小牧中央 8回から登板した苫小牧中央・斉藤(撮影・黒川智章)

<高校野球春季北海道大会:苫小牧中央4-2釧路工>◇26日◇準々決勝◇札幌円山

苫小牧中央は釧路工に競り勝ち、2度目の春全道で初の4強入りを決めた。8回2死一、二塁で、2番手左腕横野大飛(ひろと)投手(3年)の爪が割れるアクシデント。プロ注目のエース斉藤優汰投手(3年)が緊急登板した。三邪飛に打ち取ってピンチを脱すると、9回も相手打線を3者凡退に封じた。「制球が決まらずに球の勢いで押し切った感じになった。まずはコントロールを第一に。安定した投球ができれば、チームも波に乗りやすくなると思う」と準決勝を見据えた。

●先発した釧路工・山田結月投手(3年) 苫小牧中央の斉藤君と投げ合いたかったけど南北海道のチームと試合ができていい経験だった。