<高校野球春季近畿大会:智弁和歌山3-2大阪桐蔭>◇29日◇決勝◇紀三井寺運動公園野球場
今春センバツ優勝校の大阪桐蔭が黒星を喫し、公式戦29連勝で止まった。
1回に3失点。反撃していったが、小刻みな継投に対応できず敗れた。西谷浩一監督(52)の一問一答は以下の通り。
-敗戦を振り返って
「勝って、どんな試合も勝ちきって夏にと思っていましたけれども、智弁和歌山さんからしたら、こういう試合をしたいなというゲームにこちらが、それをはね返すことができなかった。この負けをしっかり持って夏に入りたい。それだけ」
-前田が打たれた
「打たれるときは、ちょっとスッと変化球で取りにいったりするところがありまして。そういうところをしっかり突かれた。守りのミスもありました。1回に3点取られて、そこからしっかり投げた。前田もしっかり勉強になった試合になったんじゃないか」
-継投できた
「そこもそういうふうに考えて、中谷監督がされたのだと思う。それになかなか対応しきれなかった。もう少し対応力を身につけないといけない」
-小刻み継投でリズムを作れなかった一面も
「そういうことはない。どんな投手でも、もっといろんな攻撃をできないといけない。点に結びつけられなかった」
-良かった点
「近畿大会決勝戦を経験できたことはよかった」
-どういう収穫になるか
「なりそうというか、収穫にしないといけない。みんなでここまで検証して、明日から、本当の夏の戦いが始まると思う。しっかり準備したい」
-この負けは子どもたちにどういう意味が
「プラスになるようにね。ここまで新チームになってから、公式戦では負けていない。勝って反省はできて、もちろん勝った方が人間は気分がいい。負けから学ぶこともたくさんある。ただ、負けただけじゃなく、ここから学ぶこともたくさんあると思う。これをしっかり持って、夏の大会に入りたい」