水戸商、古豪復活へ伝統の堅守野球で頂点狙う「ローゲームで勝利を手にしたい」鯨岡主将/茨城

Aシードをとり、校名を読みあげた水戸商・鯨岡主将(撮影・保坂淑子)

<高校野球東・茨城大会:組み合わせ抽選会>◇22日◇ザ・ヒロサワ・シティ会館

第104回全国高校野球選手権茨城大会(7月9日開幕)の組み合わせ抽選会が行われた。

22年ぶりの甲子園出場を狙う水戸商は、Aシードで13日、茨城キリストと玉造工の勝者と対戦する。

鯨岡遼雅主将(3年)は「僕たちのチームはズバ抜けている力はありません。守りの野球が伝統。守り切って相手のスキを確実にものにして、ローゲームで勝利を手にしたい」と水戸商野球で、頂点を目指す。

春は関東大会出場をかけた準決勝で明秀学園日立に1-3で敗戦した。「見えないミスが勝敗を決めた」と分析。春が終わり、けん制、連係プレーなど、アウトを確実に取る練習に取り組み、手応えは十分だ。

センバツ出場の明秀学園日立を倒して甲子園へ-。その準備は積んできた。「もう1度、常連と言われていた野球を、この代で思い出してもらいたい」。古豪復活へ。プライドをかけて戦う。