東海大札幌・門別啓人13K完封で道大会導く「初回から全力」9球団視察の中で好投/南北海道

東海大札幌対札幌新陽 力投する東海大札幌先発の門別(撮影・佐藤翔太)

<高校野球南北海道大会:東海大札幌3-0札幌新陽>◇5日◇札幌地区Cブロック代表決定戦◇札幌円山

東海大札幌の最速150キロ左腕、門別啓人(3年)が今夏初登板し、9回4安打14奪三振完封で、3大会連続37度目の南北海道大会出場に導いた。

この日の第1試合で今春の北海道大会を制した札幌第一が敗退。スタンドで見ていた門別は「何が起こるか分からないと思った。初回から全力で行った。指の掛かりが良く、いいボールが投げられた。最後の夏。絶対に甲子園に行きたい」と、強い口調で話した。

NPB9球団のスカウトが視察する中で好投。「プロを目指しているが、意識するとピッチングに影響する。目の前の試合に集中して投げた」と振り返った。