ふじみ野が激闘制し1回戦突破「ワンチャンスを生かしたいと思っていた」適時打の町田一路/埼玉

12回表、適時打を放ち雄たけびを上げるふじみ野・町田(撮影・星夏穂)

<高校野球埼玉大会:ふじみ野6-3川越初雁(延長12回)>◇9日◇1回戦◇県営大宮公園野球場

ふじみ野が激闘を制した。

3-3の延長12回。先頭7番の岡部路蓮外野手(3年)が死球で出塁すると、犠打や9番高野太佑内野手(2年)の中前への二塁打などで1死満塁の好機をつくった。ここで宮尾泰雅外野手(2年)がスクイズを敢行。バッテリーに読まれて投球をウエストされたが、飛び出した三塁走者を刺そうとした捕手の送球が悪送球に。これが決勝点になった。

その後も3番町田一路投手(3年)が右前適時打を放って突き放し、勝負あり。町田は「春はチャンスで打てなかったのでワンチャンスを生かしたいと思っていた。ボール球だったが気持ちで打ちました」と振り返った。

高橋良監督(34)は「(2番手の)小島がテンポよく投げてくれた」とたたえた。【星夏穂】