完封の磐田東・杉浦、選手間投票で選ばれた投手4枠目「みんなから信頼」され得た背番号1/静岡

公式戦初先発で完封した磐田東の杉浦

<高校野球静岡大会:磐田東3-0浜名>◇10日◇1回戦◇磐田球場

磐田東が浜名との有力校対決を制し、2大会連続の初戦突破を決めた。参院選の投開票日と重なったこの日、選手投票で選ばれた先発の杉浦邑磨(ゆうま)投手(3年)が、6安打6奪三振で完封。好投でチームを3-0の勝利に導いた。

登録メンバーに“当選”した杉浦が、予想外の好投を見せた。直球とチェンジアップを巧みに投げ分け、6安打6三振で完封。9回1死満塁のピンチもしのぎ、118球で公式戦初先発を終えた。「緊張してアドレナリンが出まくった」。7回を終え、監督から「頼むぞ」と言われ、気合を入れ直した。「8回までは良い投球ができた。自信がついた」と振り返った。

先月、登録メンバー20人を決める際に、山本幸司監督(46)は投手4人をAチームメンバー28人による投票で選ばせた。“当確”だった3投手に加え、今春までBチームだった杉浦が4枠目に滑り込んだ。きつい体力トレーニングに耐え、調子を上げていた。指揮官から「みんなから勝ち取った信頼だと思う」とたたえられ、エースナンバー「1」を与えられた。

17日の2回戦は、昨夏の準決勝で敗れた静岡高が相手。苦労人の杉浦が、前回王者を苦しめそうな気配だ。【倉橋徹也】