<高校野球新潟大会:開志学園21-2新津南>◇11日◇2回戦◇ハードオフ新潟
開志学園は新津南に21-2の5回コールド勝ち。4番熊木塁三塁手(3年)がランニング本塁打に2三塁打の4打数3安打で5打点と大暴れした。
土煙を上げながら、熊木は本塁に頭から突っ込んだ。顔は喜びに満ちていた。5-0の2回2死一、二塁で右翼越えのランニング本塁打。1-0の1回1死三塁には左中間への三塁打。13-2の5回1死三塁にも右中間への三塁打と5打点を稼いだ。4番打者の主将が「打の開志」を体現。「大きいのを狙わずにランナーをかえす意識で打った」という安打は3本とも打点付き長打になった。
あふれるパワーをさく裂させた。右打席の熊木は左足を上げてタイミングを取る打撃スタイル。しかし、2ストライクに追い込まれるとノーステップのミート打法に徹した。それでも1本目の三塁打はカウント2-2から、ランニング本塁打はフルカウントから生まれた。「冬に体を作ってきた」とミート打法でも打球は遠くに飛んだ。
冬は30種類のメニューのサーキットトレーニングを積んだ。上半身と下半身を日替わりで鍛えた。金属バットから竹製のバットに持ち替えてスイングも繰り返した。「冬が明けて、屋外で金属バットを振ったら、全員が昨秋より打球が伸びていた」。その言葉を証明したのが、熊木のバットだった。【涌井幹雄】