初回一挙15点!市船橋コールド勝ち 初本塁打の谷藤汰樹、好調要因はラオウ愛用バット/千葉

市銚子対市船橋 4回裏市船橋2死一塁、2点本塁打を放つ谷藤(撮影・宮地輝)

<高校野球千葉大会:市船橋19-8市銚子>◇14日◇3回戦◇ゼットエーボールパーク

市船橋が初回に一挙15点の猛攻で、5回コールドで勝利した。

1回、市船橋・先発の中村元哉投手(3年)の立ち上がりを攻められ、3点を献上。しかしその裏、2点を挙げなお無死満塁から、5番谷藤汰樹内野手(3年)の右越え3点適時打で逆転に成功。さらに連打でつなぎこの回だけで、打者2巡、10安打15得点を挙げ、試合をひっくり返した。

4回には2点をあげ、なお2死一塁から、再び谷藤が高校初本塁打となる左越え2ランを放ち、粘る市銚子を引き離した。

谷藤は初戦の検見川戦でも3安打1打点と活躍。「今日は(打つ)自信がありました」と納得の表情を見せた。好調の要因は、オリックス杉本も愛用する『シークエンスバット』を使用し、ティーバッティング。「いい軌道でバットが出るようになりました」と手応えをつかんで臨んだ大会だった。

市船橋の勝利には欠かせない存在に成長した。谷藤は「自信がつきました。気を緩めずに次も打ちたいです」と、最後にようやくほおを緩ませた。