関東第一、15得点0封危なげなく5回コールド発進 プロ注目の井坪陽生が初打席2ラン/東東京

関東第一対目黒学院 2打数1本塁打2四死球の結果を残した関東第一・井坪(撮影・保坂恭子)

<高校野球東東京大会:関東第一15-0目黒学院>◇16日◇2回戦◇神宮球場

今春優勝の関東第一は、3本塁打が飛び出すなど危なげなく初戦を5回コールドで突破した。

1-0で迎えた初回無死三塁、プロ注目の井坪陽生外野手(3年)が、今夏初打席でいきなり持ち味を発揮。カウント2-1からの4球目、チェンジアップをしっかりとらえ、左翼スタンド上段への2ランを放った。4球団のスカウトが視察をする前で、力強いスイング。高校通算31本塁打で、神宮では初のアーチ。「初戦の1打席目で、ああいう打撃ができたのはよかった。気分はいいです」と笑顔だった。

先発のエース成井颯投手(3年)は、雨の中の登板となったが完璧な内容。3回まですべて3者凡退・無安打無失点に抑えた。「腕が振れていて、コーナーに投げることができた。丁寧に投げました」と話した。

米沢貴光監督(46)は初戦を迎えるにあたり、選手たちに第1シードで初戦敗退をした経験などを伝えていた。「万全を期して、相手ではなく自分たちの野球をやれるかどうか。エース成井でいくとずっと前から決めていた。いい入りをしてくれました」と話した。

「夏の地方大会日程・結果」はこちら>>