東亜学園3回戦敗退 阿出川璃大主将「夏は恩返しがしたかった」最後の打者になり涙/東東京

東亜学園対日体大荏原 9回表東亜学園2死二塁、一二塁間へ強いゴロを放ちヘッドスライディングをするも好守に阻まれて二ゴロに倒れた阿出川璃大(下)(撮影・保坂恭子)

<高校野球東東京大会:日体大荏原4-1東亜学園>◇17日◇3回戦◇神宮球場

甲子園出場3回の東亜学園は、ノーシードから頂点を狙ったが、3回戦敗退となった。

9回2死二塁、打席は4番の主将、阿出川璃大(あでがわ・りお)外野手(3年)に回ってきた。「自分がつなげば、チャンスがあると思っていた」とボールに食らいつき、一、二塁間へ強いゴロを放った。

「抜けてほしい」と願いをこめて、一塁にヘッドスライディング。外野へ抜けるかと思った当たりは、二塁手の好守に阻まれてアウトだった。

試合後のあいさつまでは気丈にこなしたが、その後は涙が止まらなかった。ユニホームの前面には、アンツーカーの土がびっしりついていた。「2年生の投手が踏ん張ってくれたのに、3年生の守備のミスが…」。

主将としてチームでプレーを引っ張りたかったが、ケガでの離脱が多かった。死球で左腕を負傷し、目にボールが当たったこともあった。

今年6月中旬には練習試合で左太もも裏を肉離れ。「夏は、両親やOB、学校の先生に絶対に恩返しがしたかったです」と言葉を絞り出した。