慶応、第1シード桐蔭学園に雪辱勝利「やっとやりたいことが出来た」決勝ソロの吉開鉄朗/神奈川

慶応対桐蔭学園 適時本塁打を放ち5回戦進出に貢献し笑顔を見せる吉開(中央)(撮影・宮地輝)

<高校野球神奈川大会:慶応7-5桐蔭学園>◇17日◇4回戦◇バッティングパレス相石スタジアムひらつか

ノーシードの慶応(神奈川)が、第1シードで今春県準優勝の桐蔭学園を破った。勝利を呼んだのは8番打者の吉開(よしがい)鉄朗捕手(1年)。4-4で迎えた6回先頭、左翼への決勝ソロ。森林貴彦監督(49)は「吉開のホームランは誰も考えてなかったと思う。吸い込まれていった」と驚きを隠せなかった。

打席に向かう前、森林監督に呼び止められた。「落ち着いて打ってこい」。17日の3回戦では2打数無安打。この日も2打席連続で初球を引っかけ、凡退していた。「気持ちが急いでいました。初球をしっかり見ていこうと打席に入りました」。1球目のストライクをあえて見送り、2球目のスライダーを振り抜いた。これが高校通算6本塁打目。「これまで打撃で迷惑をかけてきた。どうにかチームの足を引っ張らないようにと冬場はスイングしてきた。それが結果に結びついてくれた」と笑った。

桐蔭学園とはこの1年で3度目の対戦だった。昨夏の1回戦では勝利していたが、今春は3回戦で敗れ、夏のシードを逃していた。雪辱の勝利に、殊勲の吉開は「やっと自分たちがやりたいことが出来た」と喜んだ。【阿部泰斉】

▽慶応・森林監督(第1シードを破り) 皆よく頑張ったなと。スタンドも含めてチーム全体で戦おうと話していた。それができた。