<高校野球静岡大会:日大三島4-2浜松商>◇18日◇2回戦◇愛鷹
今春のセンバツに続く2季連続甲子園を狙う日大三島が、初戦を突破した。伝統校の浜松商を4-2の逆転で下した。京井聖奈(せな)内野手(3年)が4回に勝ち越し打を放ち、9回には2番手で登板して後続をシャットアウト。投打で勝利に貢献した。3回戦16試合は20~21日に県内4球場で行われる。
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日大三島の京井が、初戦の重苦しい雰囲気を吹き飛ばした。2点を追う4回。2死満塁から綱島健太内野手(1年)が同点の左前2点適時打を放ち、なおも一、二塁の好機で打席が回る。真ん中高めの変化球を捉え、左中間へ運んだ。「良い当たりではなかったけど、練習から『振り抜く』ことを意識してきた。それが結果につながった」。敵失も絡み、一気に2人が生還した。貴重な2点をもたらした。
3回の第2打席、古傷を抱える左膝に死球を受けた。その場に崩れ、しばらく立ち上がれない。一時は担架で運ばれた。それでも「最後の大会。悔いは残したくない」とプレーを続けた。9回には、足をつったエース松永陽登(はると、3年)に代わって無死一塁の場面で緊急登板。後続を併殺と三ゴロで締めた。「勝てて良かった」。プレッシャーから解放された体で整列に向かった。
21日に臨む3回戦の相手は、甲子園出場経験を持つ藤枝明誠。強豪校との対戦が続く。京井は「個人的に走塁ミスもあった。しっかりやっていかないと上では勝てない。先のことは考えずに1戦1戦、戦っていきたい」と口元を引き締めた。2季連続の甲子園へ-。足元を見詰め、1歩ずつ進む。【前田和哉】