<高校野球栃木大会:作新学院8-1真岡>◇21日◇準々決勝◇栃木県総合運動公園野球場
作新学院にはスキを見逃さない強さがあった。2回先頭、4番の斎藤綾介内野手(2年)が中前打。中堅手がゴロをファンブルするのを見るや、一気に二塁を陥れた。「はじいたのが見えました。練習でも、走塁は次の塁にと、チーム全体で意識しています」と当然のように言った。次打者の二ゴロで1死三塁をつくり、さらに次の打者の右飛で先制の生還。5回には先頭で安打を放った打者が、二盗→一ゴロで三塁へ→犠飛で生還、という似たケースがあった。適時打でなくても、確実に点を奪った。
立ち上がりは苦しかった。初回表は3者凡退。その裏、1死満塁を招いたが、何とか0で踏ん張った。その直後の1点先制。斎藤の走塁から流れを引き寄せ、終わってみれば7回コールド勝ち。小針崇宏監督(39)は「先に点を与えなかったので、中盤以降は自分たちの流れになったのかなと。ただ、もう少し自分たちの野球をやらないといけません。課題も出ました」と引き締めた。
まだまだエンジンがかかりきっていない。斎藤は「あと2勝。ここからさらに強い相手になる。できるだけミスをしない野球をやっていければ」。11連覇を視界に捉えつつ、まずは次の国学院栃木戦に全力で向かう。