中央学院が不運判定で涙 塁審に当たった相手打球がファウル→フェアで勝ち越し許す/千葉

市船橋対中央学院 2番手として登板し、6回を投げ6安打2失点の、エース・糠谷(撮影・保坂淑子)

<高校野球千葉大会:市船橋5-3中央学院>◇22日◇準々決勝◇千葉県天台野球場

中央学院が不運な判定に泣いた。

3-3で迎えた9回表。1死二、三塁から、市船橋の大野七樹内野手(1年)の打球は三塁線へ。中央学院の青山天星内野手(3年)のグラブをわずかにはじいた後、三塁塁審に当たりファウルグラウンドへ転がった。その間、二塁走者、三塁走者が生還したが、審判がファウルの判定をして試合を止めた。しかしこの後、審議の末、この打球はフェアと判定。ボールインプレーと判断され、大野の打球は二塁打として試合続行。2者生還が認められ勝ち越しを許した。

思わぬ形で敗戦した中央学院。三塁の青山は試合後、「覚えてないんです…よくわかりません…グラブに当たったのはわかりましたが。何も考えられないです。情けない…」と泣き崩れた。

相馬幸樹監督(42)は「久々に悔しくて。泣いてしまいましたね。子どもたちは一生懸命やっていたので。ただ、勝負ごとですから」と話した上で、「市船橋は母校ですから。優勝して甲子園に行ってほしいですね」とエールをおくった。