盛岡中央が決勝で敗れる プロ注目の斎藤響介、8回123球の熱投も23年ぶり甲子園逃す/岩手

盛岡中央対一関学院 盛岡中央先発の斎藤(撮影・足立雅史)

<高校野球岩手大会:盛岡中央2-3一関学院>◇25日◇決勝◇岩手県営野球場

盛岡中央の最速152キロ右腕、プロ注目の斎藤響介(きょうすけ)投手(3年)が、球数制限まであと10球となる8回123球の熱投も、23年ぶりの甲子園出場を逃した。

147球を投げ2失点完投した花巻東との準決勝に続いて中1日で先発。準決勝では高校通算74本塁打の佐々木麟太郎内野手(2年)擁する優勝候補を破ったが、試合前時点で計367球を投げ、「1週間500球」の球数制限のため、決勝では残り133球となっていた。

2回に2点の先制を許すと、打線が4回に追い付くも、6回に1点を勝ち越された。球数は5回終了時点で83球。6回15球、7回17球で、計115球で8回のマウンドに上がった。8回は2三振を奪うなど、計8球で締めた。123球で10奪三振2失点と好投したが、勝利には届かなかった。

盛岡中央は99年以来、23年ぶりの甲子園を目指していた。