富島が3年ぶりV プロ注目・日高暖己が2安打完封 浜田監督「甲子園で校歌を歌いたい」/宮崎

富島対宮崎西 甲子園出場を決め、歓喜に沸く富島ナイン(撮影・只松憲)

<高校野球宮崎大会:富島2-0宮崎西>◇27日◇決勝◇ひなたサンマリンスタジアム宮崎

富島が19年以来3年ぶり2度目となる夏の甲子園出場を決めた。

プロ注目で最速148キロ右腕の日高暖己投手(3年)が2安打完封。浜田登監督(54)が「最後の最後まで、気持ちのこもった投球をしてくれました」とたたえる活躍を見せた。

打線は1回に椎葉虹太外野手の左前適時打で援護し、8回にも犠飛で加点した。

甲子園では初出場だった18年春と19年夏は、ともに初戦で敗退。浜田監督は「どうしても甲子園で1勝したい。まずは1勝。甲子園で声高らかに富島の校歌を歌いたい」といい、今夏は「三度目の正直」で聖地初勝利を目指す。

 

◆富島 1916年(大5)農業学校として創立の県立校。48年から現校名。商業科、生活文化科。生徒536人(女子359人)。野球部は48年に創部で部員数50人(マネジャー9人)。甲子園は春1度、夏1度。主なOBに三浦浩子(漫画家)高尾宏明(重量挙げ選手)ら。所在地は宮崎県日向市鶴町3の1の43。小川晴彦校長。