帝京長岡サヨナラ負け、芝草監督初甲子園逃す 準決勝181球に続き142球エース茨木力尽く/新潟

延長サヨナラ敗戦にベンチで泣く帝京長岡ナインを見つめる芝草監督

<高校野球新潟大会:日本文理2-1帝京長岡>◇28日◇決勝◇ハードオフ新潟

帝京長岡(新潟)の芝草宇宙監督(52)がベンチで選手1人1人と握手を交わすと、泣き声は大きくなった。

延長11回サヨナラ負け。「全力で戦ってくれた。それに勇気をもらいながら采配したが、選手を勝たせることができなかった」と選手同様、涙声になった。エース茨木秀俊投手(3年)が10回2/3、142球で2失点。準決勝での延長12回181球の完封から中1日だった。就任3年目で初の甲子園には届かずも芝草監督は「体力的なキツさを精神力でカバーしてくれた。ほめたい」とねぎらった。