【甲子園】聖望学園・岡部大輝1度降板後9回に再びマウンドへ「任せたい気持ちがあった」監督

大阪桐蔭対聖望学園 力投する聖望学園先発の岡部(撮影・上山淳一)

<全国高校野球選手権:大阪桐蔭19-0聖望学園>◇14日◇2回戦◇甲子園

聖望学園は、投打で大阪桐蔭に圧倒された。25安打を浴びて19失点し、打線は2安打に抑えられ完封負け。

岡本幹成監督(61)は「力の差を痛感している。ゲームを完全に支配された。すべてにおいてレベルが1つ2つ上。いい勉強をさせてもらった」と話した。

エース右腕・岡部大輝投手(3年)が9回、再びマウンドに立った。先発したが初回から強力打線につかまり、4回9失点で1度降板。左翼に回っていた。監督の「岡部ががんばってここまで勝ててきたチーム。最後1イニングは頼むぞと、任せたい気持ちがあった」という親心だった。

岡部は「自分が抑えて流れをもってこよう」と必死に腕を振った。しかし松尾に2ランを許し「すごいチームだなと思った。すべてにおいて相手の方が上でした」と振り返った。

激戦区埼玉をノーシードから勝ち上がり、13年ぶりにたどり着いた聖地で1勝を挙げた。岡本監督は「ここまで連れてきてもらった感謝の気持ちでいっぱいです」と話した。