【甲子園】高松商が52年ぶり8強 浅野翔吾2戦連発ならずも激走 渡辺和大が1失点無四球完投

九州国際大付対高松商 1回裏高松商1死一、二塁、山田の左前先制適時打で生還する浅野(撮影・野上伸悟)

<全国高校野球選手権:高松商2-1九州国際大付>◇15日◇3回戦

高松商(香川)が九州国際大付(福岡)を破り、1970年(昭45)以来、52年ぶりのベスト8入りを決めた。

1回裏、プロ注目の強打者・1番浅野翔吾外野手(3年)が二塁へ内野安打。二盗を決めると4番山田一成内野手(3年)の左前適時打でスピードのある走塁で先制のホームを踏んだ。浅野は初戦に続く2試合連続本塁打はならなかったが2打数1安打2四死球と1番打者の役割を果たした。

2回に同点に追いつかれたが4回、2番井桜悠人外野手(3年)の右前適時打で勝ち越した。

守っては渡辺和大投手(3年)が好投。2回に1点を失ったが6回以降は無安打に抑え無四球で完投した。初戦も8回を無四球。これで17イニング無四球となった。

九州国際大付は先発の香西一希(3年)が6回2失点と好投。しかし打線が援護できず春夏連続、夏の甲子園では7年ぶりとなるベスト8を逃した。