【甲子園】仙台育英・遠藤太胡3安打5打点の活躍で決勝進出「東北初めての優勝を目指します」

仙台育英対聖光学院 3回表仙台育英2死満塁、左前2点適時打を放つ遠藤(撮影・横山健太)

<全国高校野球選手権:仙台育英18-4聖光学院>◇20日◇準決勝

仙台育英(宮城)が2回に打者14人の猛攻で11得点を挙げ、聖光学院(福島)に大勝した。準優勝した15年以来7年ぶり3度目の決勝進出。遠藤太胡(だいご)外野手(3年)が3安打5打点の活躍でチームに勝利をもたらした。

0-1の2回無死一塁、左越え二塁打でチャンスを広げると、ここから4連打で逆転。6-1で迎えたこの回2度目の打席は、1死満塁で右中間に走者一掃の適時二塁打を放った。3回は2死満塁でカウント0-2から低めの変化球をしぶとく左前に運び、2点適時打となった。「自分自身、ストライクを振れたのが今日の中で一番良かった。強いスイングで打ち返すことを目標にやってきた。結果が出てよかった」と振り返った。

史上初となった東北勢同士の準決勝。22日の決勝で東北勢初優勝を狙う。「東北初めての優勝を目指します。聖光学院にも、本当に知り合いが2人いて、最後、『頑張れよ』という言葉をもらったので、その思いをしっかり背負ってやっていきたいです」と意気込んだ。