島田・堀井大河「遅球」で勝った 最速107キロ直球、80キロ台カーブ「緩急差を意識」

9安打を許しながらも完投した島田の堀井 

<秋季高校野球静岡大会地区予選:島田7-6科学技術>◇20日◇中部1回戦◇草薙球場

「遅球」を駆使する島田(静岡)堀井大河(たいが)投手(2年)が、粘って白星をつかんだ。科学技術に9安打を許しながらも、157球で6失点完投。

「緊張した。勝利した瞬間、ほっとしました」。最速107キロの直球と80キロ台のカーブで、6回まで2安打。7回に5安打5失点したが、終盤2回は無失点で締めた。「緩急差を意識して、次も勝ちたい」。次戦で強豪・藤枝明誠を下し、2年連続の県大会出場を決めたい。