学法石川サヨナラ、光南と延長12回3時間6分に及ぶ熱戦制す 根本好救援「人生で一番投げた」

延長12回、サヨナラ勝ちに跳び上がって喜ぶ学法石川ナイン(撮影・濱本神威)

<高校野球秋季福島大会県南支部予選:学法石川3-2光南>◇4日◇決勝戦◇さつき公園野球場

福島・県南支部予選決勝は学法石川が、光南と延長12回、3時間6分に及ぶ熱戦を制し、3-2でサヨナラ勝ちした。8回1死から登板した根本剛希外野手(2年)が、4回2/3を3安打1失点に抑え、チームに勝利を呼び込んだ。

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「今日の試合は人生で一番投げました」。1番センターで先発した根本は、2-1で迎えた8回1死二塁の場面で登板。アウトを5つ取れば、試合終了のはずだった。だが、四球と左前安打で2死満塁とし、押し出しの死球で2-2の同点。なおも満塁のピンチは、見逃し三振で脱したが、試合は振り出しに。そこから延長12回までもつれ込んだ。

立ち上がりこそ不安定だったが、根本は「失点してから、どんなにランナーを出したとしても絶対抑えると切り替えられました」。以降は毎回三振を奪い、無失点と見事に修正した。公式戦の登板は、この日が2試合目。投手の練習は昨秋から、公式戦初登板はこの秋と経験はまだまだ浅いが、佐々木順一朗監督(62)は「『何回から投げるよ』とは言っていなかったので、今日はよく頑張ってくれたと思います。これからです」と成長に期待を込めた。

5投手の継投で、3投手が継投した光南に競り勝った。根本は「このチームは1人1人がいつでもいけるよと準備をして、どんどんマウンドに上がっていくチームです」と特色を強調した。福島は今夏の甲子園で県勢51年ぶりの4強入りを果たした聖光学院をはじめ、昨夏覇者・日大東北などライバル校が多い。「混戦福島」を勝ち抜くため、成長著しい最速140キロ右腕が投手リレーの一翼を担っていく。【濱本神威】

■学法石川・佐々木監督 福島県勢51年ぶり4強「聖光に敬意表す」

今夏、仙台育英(宮城)が東北勢初の「大旗白河越え」を果たした。95年から22年間、同校で監督を務めた学法石川・佐々木監督は、甲子園について「一番頑張ったのは聖光学院だと思います。対戦相手を見れば分かります。敬意を表します」と語り、県勢51年ぶり4強入りの快挙をたたえた。また「聖光学院とライバルになれるように頑張ります」と意気込んだ。