新発田南・小林佑粘投、14安打許すも1失点完投 バック信頼し勝負どころでは強気に直球勝負

新発田南・小林は14安打されながらも1失点の粘りで完投

<秋季高校野球新潟県大会:新発田南5-1新潟工>◇8日◇1、2回戦◇柏崎市佐藤池野球場ほか

新発田南は5-1で新潟工に勝った。公式戦初先発の小林佑投手(1年)が14安打されながらも1失点、無四球の粘投で完投した。

ポーカーフェースは最後まで変わらなかった。5-1の9回表。新発田南の左腕、小林は先頭打者に右越えの三塁打を許しても慌てない。ここから本領の発揮。抜群の制球力で後続を投ゴロ、捕邪飛、遊ゴロで仕留めた。

「たくさん打たれたけど1点で抑えられてよかった」。3者凡退は2回表の1度だけ。それ以外は毎回の14安打を許した。6回表は1死から3連打で1点を失ったが、本塁を踏ませたのはこの1度のみ。「守備が堅いので守り切る自信があった」。バックを信頼し、勝負どころは強気に内角に直球を投げ込んだ。

先頭打者の出塁は1度しか許さなかった。無四死球で、3ボールとなったのも2度だけ。「バッティングカウントにしないし、得点圏に走者を置いてから粘れる」。小柳徳之監督(58)が言うように制球力が121球粘投の土台にあった。

今夏の県大会では2番手で2試合登板した。公式戦先発は、この日が初だった。夏休みはダッシュを繰り返して下半身を強化。その成果が表れた。「打たれても最少失点に抑えたい」。期待の1年生が秋の初戦で自信をつけた。【斎藤慎一郎】