仙台育英5回コールドで準決勝へ 須江監督「自分たちの足が地に着いた野球を展開したい」

石巻工対仙台育英 3回無失点で好投した仙台育英・仁田(撮影・相沢孔志)

<高校野球秋季宮城大会:仙台育英13-0石巻工>◇21日◇準々決勝◇仙台市民球場

仙台育英が石巻工を5回コールドで下し、準決勝に駒を進めた。上位3校に与えられる東北大会(10月10日開幕、山形)の出場権獲得まであと1勝とし、23日の準決勝は仙台三と対戦する。

初回から波に乗った。先発した仁田陽翔投手(2年)が初回先頭から2者連続三振。3番に四球を与えたが、4番を空振り三振に封じ、後続を断った。同裏に1死一、三塁で斎藤陽(ひなた)外野手(2年)が先制の中犠飛。湯浅桜翼(おうすけ)内野手(1年)が中堅に適時二塁打を放ち、2点を先制した。

以降も着実に加点し、9点リードの4回1死満塁では、浜田大輔外野手(1年)が左越えに代打満塁本塁打を放ち、ダメを押した。 投げては仁田が3回無失点。湯田統真投手(2年)、田中優飛投手(2年)はいずれも1イニングを無失点に抑えた。

東北大会出場も懸かる準決勝に向け、須江航監督(39)は「(仙台育英は)ピッチャーがしっかりリズム良くテンポ良く打たせて取って、そこから生まれるリズムの中で丁寧な攻撃をしていくチーム。自分たちの足が地に着いた野球を展開したいと思います」と話した。