利府が3決競り勝ち、東北大会決める 曽我颯人146球完投「競った試合を勝てたのは良かった」

仙台三対利府 東北大会出場を決め、ガッツポーズを見せる利府・曽我(撮影・相沢孔志)

<高校野球秋季宮城大会:利府7-6仙台三>◇26日◇3位決定戦◇仙台市民球場

利府が仙台三に競り勝ち、5年ぶり5度目の東北大会(10月10日開幕、山形)出場を決めた。亀谷晋之介内野手(2年)が2安打4打点で打線をけん引し、曽我颯人投手(2年)は146球を投げ、6失点(自責)完投した。

利府は1回、万城目琳久内野手(2年)と亀谷の適時打で4点を先制。先発した曽我は3回無死満塁から連続押し出し四死球と適時失策で3失点したが、1点リードの5回1死二、三塁で亀谷が右中間に2点適時三塁打。6回は万城目のスクイズで1点を加点し、リードを広げた。

援護を受けた曽我は6回から毎回走者を背負い、9回に1点差とされたが、何とか逃げ切った。「東北大会に出場できることはうれしい。1点差という、競った試合を勝てたのは良かった」と振り返った。