北海コールド勝ちで4強 熊谷陽輝が投打に活躍、2年ぶり秋全道制覇へ「絶対優勝したい」

札幌日大対北海 力投で7回完封勝利する北海・熊谷(撮影・黒川智章)

<高校野球秋季北海道大会:北海7-0札幌日大>◇3日◇準々決勝◇札幌円山

昨夏以来の甲子園出場を目指す北海が、コールド勝ちで4強入りを決めた。

2回無死三塁から、5番長内陽大一塁手(2年)の右前適時打で先制。5回2死二、三塁からは、相手投手の暴投で1点を追加した。さらに2死満塁から6番熊谷陽輝投手(2年)の右前適時打、続く代打堀田晄大外野手(2年)も中前に2点適時打を放つなど、この回一挙6得点し突き放した。堀田は「チャンスの場面で回ってきたら、しっかり気持ちを整理して1本打てるようにと打席に臨んだ。いいところに落ちてくれてよかった」と振り返った。

先発右腕の熊谷は打って3安打1打点、投げても7回3安打9奪三振の無失点と投打に活躍をみせた。1回戦の帯広農戦に続き2試合連続のコールド勝ちで、2年ぶりの秋全道制覇まであと2勝。熊谷は「ここまできたら絶対優勝したい。(次戦まで)期間が空くのでしっかりと調整したい」。平川敦監督(51)は「よかったところは継続する、失敗したところは見直して、もう1回ちゃんと調整をして、次の試合準決勝に臨みたい」と話した。

9日の準決勝は函館大柏稜と札幌龍谷学園の勝者と対戦する。