錦城学園サヨナラ初戦突破 DeNA吉見祐治スカウトの息子・幹太が決勝打「気持ちがポカポカ」

紅葉川対錦城学園 10回裏錦城学園1死満塁 左越えのサヨナラ打を放ち笑顔を見せる錦城学園・吉見(撮影・星夏穂)

<高校野球秋季東京都大会:錦城学園5-4紅葉川(延長10回)>◇10日◇1回戦◇江戸川区球場

錦城学園が接戦をサヨナラで制し、初戦を突破した。DeNA吉見祐治スカウトの息子、吉見幹太内野手(1年)がサヨナラ打で試合を決めた。

4-4の10回裏1死満塁で吉見に打席が回ってきた。玉木信雄監督(51)に「お前が決めてくれ」と声をかけられ打席に向かい、「しゃっー!」と大きな声で気持ちを奮い立たせた。狙っていたというスライダーをはね返した打球は、左翼手の頭を大きく越えた。

吉見は8回にも同点打を放つ活躍。「バットの出し方を練習してきて、練習の結果を出すことができた」と満足の表情だった。自身初のサヨナラ打については、「気持ちがポカポカしている」と笑顔。次戦に向けて「チームのために勝つことを意識していきたい」と話した。