山梨学院が2年連続の決勝進出 3回に集中打の一挙5点で主導権 林謙吾が緩急使い公式戦初完投

高崎健康福祉大高崎対山梨学院 公式戦初完投勝利を挙げ笑顔の山梨学院・林(撮影・野上伸悟)

<高校野球秋季関東大会:山梨学院5-2高崎健康福祉大高崎>◇29日◇準決勝◇大宮公園野球場

山梨学院(山梨1位)が高崎健康福祉大高崎(群馬1位)を下し、2年連続の決勝進出を決めた。

3回、1死二塁から進藤天内野手(2年)の右前適時打で先制すると、四球と相手失策でなお1死満塁。ここから5番佐仲大輝捕手(2年)の左前適時打、徳弘太陽外野手(2年)の左越え適時二塁打でこの回一挙5点を挙げ、試合の主導権を握った。

5点のリードをもらった先発の「背番号10」林謙吾投手(2年)はキレのいい直球とカットボールで緩急を使い、打たせて取る投球で強打の高崎健康福祉大高崎を4安打2失点。公式戦初完投で勝利した。「今日は1人で投げきれて、自信になりました」と笑顔を見せた。吉田洸二監督(53)も「今日は林の成長を感じましたね」と、公式戦での飛躍に頬を緩ませた。

「オリャー」。この日も、ここぞの時の「雄たけび投法」は健在だった。「中学の時から自然と出ちゃう。感覚、リズムですね」とニッコリ。気持ちが強いのかと思いきや「実はプレッシャーを感じているんですよ。だから、声が自然と出るのかもしれません」。自分を鼓舞しながら投げている。

県大会では調子が上がらず、結果を残すことができなかったが、関東大会前にフォームを修正。投球が安定し、関東大会はここまで3試合すべてに先発し勝利に導いている。林は「疲れはありません。明日も投げたいです」と力強く話した。頼もしい投手の成長で、山梨学院は93年以来の優勝へ挑む。【保坂淑子】

【関東大会スコアはこちら】高崎健康福祉大高崎-山梨学院、専大松戸-慶応>>