龍谷大平安が近畿勢センバツ当確一番乗り、春夏75度出場の名門が4年ぶり春の聖地へ

龍谷大平安対高田商 先発して好投する龍谷大平安・桑江駿成投手(撮影・酒井俊作)

<高校野球秋季近畿大会:龍谷大平安5-0高田商>◇29日◇準々決勝◇和歌山市紀三井寺

龍谷大平安(京都3位)が近畿4強に一番乗りし、4年ぶり、全国最多42度目の選抜大会出場に「当確ランプ」をともした。

 

初戦の海南戦(和歌山3位)の5回無失点に続いて、スリークオーター右腕の桑江駿成(2年)が高田商(奈良2位)を5安打完封。勝って桑江は、大泣きした。抱き起こした捕手の松浦玄士(2年)まで、もらい泣き。「監督に『2勝してくれ、甲子園に連れていってくれ』と言われていました。連れて行きます、と言ったので」。167センチ、61キロの小さな体で、重圧を受け止めていた。「初めて見ました、あんな姿は…」。原田英彦監督(62)も優しい目でねぎらった。

最速131キロと驚異的な球速はないが、制球力とシンカー、カットボールなど頼れる変化球があり、4、9回のピンチはカットボールで併殺を取り、切り抜けた。中学2年のときに五條シニアでタイガース杯に出場し、甲子園で準優勝。「投げやすいマウンドだった、戻りたいなと思っていました」。自身の夢もかなえた完封だった。【堀まどか】