昨夏の甲子園出場校、日本文理の3年生の主力3選手は今春からは大学に進み野球を続ける。前主将の竹野聖智捕手は東都大学野球1部の国学院大、5番の玉木聖大外野手は関甲新学生野球1部の新潟医療福祉大、技巧派右腕の村越仁士克投手は法大で準硬式野球に転向する。3人とも21、22年と甲子園でプレー。甲子園では2年連続初戦敗退となったが、その悔しさをバネにそれぞれが次のステージで頂点を目指す。
竹野は大学トップを目指す。国学院大は昨年の明治神宮大会準Vの強豪。「チーム力も個々の力もあるすごいチーム」。0-1で敗れた明治神宮大会決勝の明大戦を観戦し、衝撃を受けた。同じ新入生には天理(奈良)のエース南沢佑音投手、聖光学院(福島)の赤堀颯内野手ら甲子園組がそろう。ハイレベルのチームメートの存在も「ライバルとして切磋琢磨(せっさたくま)したい」と刺激になる。2、3年時に甲子園で正捕手としてロッテ入りした田中晴也投手をリードした。甲子園未勝利の悔しさが次につながる。「大学での目標は日本一。1年からレギュラーになり、将来はプロや社会人で野球を続けたい」と話した。
玉木は大学で持ち前の長打を磨く。高校通算26本塁打。21年夏甲子園で本塁打を放つなど、2年続けて出場した甲子園では通算8打数6安打の成績を残した。新潟医療福祉大は21年ドラフト3位で阪神入りの桐敷拓馬投手らプロを輩出している。練習の雰囲気も「伸び伸びして楽しそうだった。ここでやりたいと思った」。同大の佐藤和也総監督、鵜瀬亮一監督からも「長打力に期待している」と声をかけられた。自主性重視の同大の雰囲気にも「いつも自主練習をやってきたので」と対応する自信はある。木製バットは自主トレで使用し、手になじんだ。「大学4年間やってプロ、または高校の教員になりたい」と目標を話した。
村越は準硬式で大学日本一を目指す。法大は大学選手権3度優勝の強豪。「レベルが高い。その中で貢献したい」。準硬式球を使って自主練習をしている。「硬式球より自分の手に合う」とすでに感触をつかむ。救援で甲子園でも2年続けて登板。本格派の田中と比較され続けてきたが「制球力が自分の持ち味」。スライダー、スプリットなど変化球でカウントを取れる制球力で田中をバックアップした。高校時代の最速は132キロ。「大学の準硬式は金属バットを使う。速さも求めないと」と球速アップを目指す。小、中は軟式で、高校は硬式。あらゆるジャンルに携わり「将来は新潟で野球を続けたい」という夢もできた。