<センバツ高校野球:組み合わせ抽選会>◇10日
専大松戸(千葉)は大会5日目第2試合で、常葉大菊川(静岡)との対戦が決まった。
この日、専大松戸は学期末テスト期間中。今大会出場選手中最速の151キロを誇る平野大地投手(3年)は、日本史のテストを受けていた。2~3問解いては顔を上げて、時計をながめた。「もう決まったかな…」。1時間目が終わると、チームメートと廊下に集まり、対戦相手を知った。「どこがきても大丈夫だとは思っていました。(常葉大菊川は)毎年練習試合を行っているチーム。昨夏は自分が投げて勝っている。相性としてはいいかな、と思いました」と、表情を引き締めた。
超攻撃野球で立ち向かう。「常にチャレンジャー精神で」という思いで、昨秋は試合前に全員で「超攻撃野球」と声をかけあった。「昨夏(常葉大菊川と)練習試合をした印象は、走塁面を重視しているチームかなと。意図的にリードが大きく、ずっと警戒していた記憶がある」と、振り返った。決して受け身に回るつもりはない。平野もテンポのいい投球で相手にスキを見せない。「スピードと球の質はよくなっている。自分らしい投球ができればと思います」と、自信を見せた。
センバツでの新たな目標ができた。前日は、WBCの日本-中国戦をテレビ観戦した。テスト勉強もあり1回までしか見なかったが、エンゼルス大谷に圧倒された。「体つき、選手としての魅力がすごかった。自分もあの(ジャパンの)ユニホームが着たいと思いました」。テレビを前に、沸々と闘志が湧いた。
高校ジャパンに選ばれたい。そのためにもセンバツで結果を残し、夏の甲子園へつなげる。「自分の力が全国でどこまで通用するのか知りたい」。初めての甲子園の舞台へ。平野は人生をかけ淡々と調整を続ける。
○…高崎健康福祉大高崎は積極的な走塁を仕掛ける“機動破壊”を再び全国にとどろかせる。初戦は強肩の報徳学園・堀捕手との“矛盾対決”になるが、青柳博文監督(50)は「なかなか走ることも難しいかもしれないが、その中でもできる限りのことをしたい」。森田光希主将(3年)は「すごいワクワクしています」と対戦を心待ちにする。