日大三が快勝で準決勝へ 三木監督「1本が出ればもっと違う展開に」満塁で残塁の打線奮起を促す

日大三は1回裏1死満塁、5番池内仁海外野手(3年)は右越え3点適時三塁打を放つ(撮影・井上真)

<高校野球春季東京大会:日大三9-3東京成徳大>◇23日◇準々決勝◇スリーボンドスタジアム八王子

日大三が東京成徳大に快勝して準決勝に進出した。初回1死満塁で5番池内仁海外野手(3年)が右越え適時三塁打を放ち、幸先よく3点を先制。2回は4番岡村颯大内野手(3年)が右翼へ高校通算10号の3ランでリードを広げた。

先発左腕の谷亀和希投手(2年)が5回を5安打1失点としのぎ、その後は増田竜輝投手(3年)、エース安田虎汰郎(3年)と継投して東京成徳大の反撃をかわした。

試合後の三木有造監督(48)は「走者を置いた場面で、1本が出ればもっと違う展開になったと思います」と言い、5回、6回の1死満塁で追加点が奪えなかった打線の奮起を促した。

効果的な3ランを放った岡村は「チームが勝つために何が大切かを考えながら打席入っています。今日はよくひきつけて打てました」と、バッティングを振り返った。