<春季高校野球静岡大会>◇23日◇2回戦◇浜松球場ほか
今春センバツ出場の常葉大菊川が静清を2-0で下し、初戦の2回戦を突破した。先発の内藤大輝投手(3年)が、公式戦初完封。チームを勝利に導いた。昨春の東海王者・浜松開誠館は、沼津東に11-2で7回コールド勝ち。掛川西は昨秋県2位の常葉大橘に10-1の7回コールドで快勝した。3回戦は29日に行われ、勝者8校が今夏全国選手権静岡大会のシード権を獲得する。
常葉大菊川の内藤が重圧に打ち勝ち、そして期待に応えた。センバツ後初の公式戦で先発を託され、公式戦初完封を飾った。2-0の9回2死走者なし。最後の打者を二ゴロに打ち取り、小さくグラブをたたいた。「少し緊張もしていた。ホッとしました」。役割を果たし、汗を拭った。
崩れなかった。8安打を浴びたが、連打は阻止。「ゴロを打たせることを心がけた」と打たせて取る自身のスタイルを貫き、要所を締めた。5回2死一、二塁のピンチでは亀原粋外野手(3年)が、中前に運ばれた打球を本塁へ好送球。二塁走者を刺すなど好守にも支えられ、スコアボードに9個の「0」を並べた。
雪辱のマウンドだった。静清には、昨秋県3回戦で17-2で快勝。しかし、2失点が内藤だった。「個人的にはリベンジ。とにかく、秋の借りを返したかった」。有言実行の102球で2点のリードを死守。石岡諒哉監督(33)も「根気強く、崩れなかったことが良かった」とたたえた。
29日の3回戦では御殿場西と対戦する。勝てば、4年ぶりとなる夏のシード権獲得が決まる。内藤は「投げることになれば、気持ちの面でも(相手に)向かっていけるようにしたい」。好投にも浮かれず、口元を引き締めた。【前田和哉】