常総学院逆転勝ちで関東大会出場決定も、照準は決勝土浦日大 決勝打の川上大宝「リベンジを」

常磐大高対常総学院 8回裏常総学院2死三塁 勝ち越しの中前適時打を放つ川上(撮影・星夏穂)

<高校野球春季茨城大会:常総学院6-5常磐大高>◇3日◇準決勝◇JCOMスタジアム土浦

常総学院が常磐大高に逆転勝利し、関東大会出場を決めた。島田直也監督(53)は「春は、関東は必須と言っていたので、良かった。最後まで諦めなかった選手の勝ちだと思います」と話した。

5点ビハインドで迎えた7回、2死一、二塁から川上大宝外野手(3年)、武田勇哉内野手(2年)の連打で2得点し、3点差に詰め寄った。

8回には安打と相手失策で同点に追いつき、2死三塁のチャンスで再び川上が打席へ。「全部対応していこうと思っていた」と低めのスライダーを捉えた打球は、中堅手の前に落ち、勝ち越し打となった。2打席連続の適時打に「前の2打席はスライダーが当たっていなかったので、センター方向に強い当たりでいこうと思っていた」と高い修正能力を見せた。

5日の決勝戦に向けて「関東に行けるのは素直にうれしいけど、決勝が残っている。土浦日大は去年の秋に負けているのでしっかりリベンジしたい」と、昨秋の借りを返すことを誓った。