<高校野球春季近畿大会大阪府予選:大阪桐蔭7-2関大北陽>◇14日◇準々決勝◇大阪シティ信用金庫スタジアム
4強が出そろった。大阪桐蔭はクリーンアップ3人の本塁打で関大北陽に打ち勝ち、大商大堺は初回の1点を守って関西創価を振り切った。金光大阪はキャリー・パトリック・波也斗投手(3年)が東大阪大柏原を3-0で1安打完封。近大付は4-0で興国を下した。準決勝は大商大堺-金光大阪、大阪桐蔭-近大付の組み合わせ。
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4強入りしたセンバツでは1本塁打だった大阪桐蔭打線が主軸の3本塁打で快勝した。同点の4回、南川幸輝捕手(3年)が右越えに勝ち越しソロ。今大会4本目と絶好調の5番打者の一振りで勢いづいた。
再び追いつかれた直後の5回には3番の徳丸快晴外野手(2年)が右越え2ラン。高校通算15本目で公式戦は初本塁打だった。長打力アップを目指して打撃改良中で「どんな時もフルスイングするよう体にしみ込ませている」と成果を口にした。締めは今春4番に座るラマル・ギービン・ラタナヤケ内野手(2年)。7回に左越えソロでダメを押した。高校通算10本目で今大会3本目だ。
西谷浩一監督(53)は「なかなか本塁打が出ない球場で、効果的な本塁打でした。ラマルは本塁打が出ているし確率も上がってきた。南川は本来、打てる選手。チームとしては長打力を上げようというより、得点力を上げようと思っています」と目を細めた。
主将でエースの前田悠伍投手(3年)が調整のためにベンチ入りしていない。他の投手の台頭とともに得点力アップも大きなテーマ。「前田抜き」で勝ち続ける大阪桐蔭が夏の頂点に向けて着々と進化している。【柏原誠】