専大松戸が浦和学院破り準々決勝進出 吉田慶剛が逆転弾、併殺打に「責任を感じてた」後輩を救う

浦和学院対専大松戸 逆転の2点本塁打を放ち、浦和学院に勝利した専大松戸・吉田は笑顔でガッツポーズ(撮影・宮地輝)

<高校野球春季関東大会:専大松戸4-3浦和学院>◇2回戦◇20日◇サーティーフォー保土ケ谷

今春センバツ出場の専大松戸(千葉1位)が、4番吉田慶剛捕手(3年)の逆転2ラン本塁打で浦和学院(埼玉2位)を破り、準々決勝進出を果たした。

土壇場で粘り強さを発揮した。1-3で迎えた8回無死満塁から中山凱内野手(2年)の二塁併殺打の間に1点を返し、なお2死三塁。吉田がフルカウントからインコースのスライダーを捉えると、打球はぐんぐん伸びレフト芝生席へ。一塁を回ったところで大きくガッツポーズを見せた。

ベンチに戻ると、直前の打席で併殺に倒れた中山がかけより「ありがとうございました」と、声をかけた。「(中山は)責任を感じていたみたいで。打ててよかったなぁと思いました。今日、一番心に残っています」と、笑顔を見せた。

センバツでは準々決勝の広陵戦でソロ本塁打を放ったものの、3試合で3安打。「投手のレベルが上がると真っすぐの質が違った。振る量を増やして質を求めました」。打撃投手に近くから速いボールと、遅いボールを投げてもらい、引き込んでポイントで打つ練習を重ねてきた。「その練習が、今日の1本につながりました」と、手応えをつかんだ。

頼れる4番の一打に、試合後は持丸修一監督(75)に「お前が決めてくれて助かった」と声をかけられ、「勝負強さを認めてもらえたのかな」と、再びの笑顔。チームメートのための1打が大きな自信となり、専大松戸の4番として、またひとつ成長した。