<高校野球春季関東大会:高崎健康福祉大高崎6-5土浦日大>◇2回戦◇21日◇横須賀スタジアム
高崎健康福祉大高崎(群馬1位)が、サヨナラ勝利で土浦日大(茨城2位)を下し、8強入りを決めた。
タイブレークの延長10回表に土浦日大に1点を勝ち越され、迎えた10回裏。無死満塁から、増渕晟聖外野手(3年)がチェンジアップに反応し、打球を右前に運んだ。右翼手が処理にもたつく間に、二塁走者も一気にサヨナラのホームを踏んだ。増渕は「一塁を回ったあたりでライトがファンブルしているのが見えた。2人かえってくれて、うれしかったです」と、笑顔を見せた。
緊張の打席だった。初球でスクイズを試みるも、相手バッテリーに外されて失敗(空振り)。「ヤバイ! 負ける! と思いました」。だが挟まれた走者はタッチをかいくぐって三塁に戻ることができた。スクイズ失敗も、無死満塁のまま“打ち直し”。「後は、何とかして後ろにつなごうと。気持ちが楽になりました。僕、プレッシャーに弱いので…」。県大会終了後に左足を上げる高さを小さく修正。タメをしっかり作り、タイミングを合わせ、変化球を捉えた。
50メートル5秒8の俊足で、昨年春の関東大会から不動の1番打者も、打撃不振で今春から6番に打順を落とされた。「悔しかった。でも、自分のわがままで打順は選べない」。練習を重ね、ここぞの時に結果を残した。「夏、優勝して甲子園に行くのが目標です」と、言い切ると、笑顔が弾けた。