昌平4度目の関東大会にして初勝利 先発渡辺俊輔の好投に黒坂監督「彼の持ち味が出た日」

文星芸大付対昌平 ナインとアウトカウントを確認する昌平先発の渡辺俊(撮影・滝沢徹郎)

<高校野球春季関東大会:昌平4-0文星芸大付>◇2回戦◇21日◇サーティーフォー保土ケ谷

昌平(埼玉1位)が文星芸大付(栃木2位)に勝利し準々決勝進出を決めた。

先発の渡辺俊輔投手(3年)が粘りの投球を見せた。初回から2つの四球を出すなど2死満塁のピンチを背負う。だが「初回は0でいきたい気持ちがあった」と三振を奪い無失点に抑える。「そこでリズムが作れた」と6回まで毎回ランナーを出すも、要所でギアを上げ7回6安打無失点と試合を作った。「真っすぐとチェンジアップが今日は良かった」と振り返った。

4度目の関東大会にして初勝利を飾った。黒坂洋介監督(47)は「うれしいです。先発の渡辺は、球速こそないですけど、粘りのピッチングでランナーを背負っても粘り強く投げてくれた。彼の持ち味が出た日だった」と話した。

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