2024年に開場100周年を迎える阪神甲子園球場で11日、「甲子園ブラスバンドフェスティバル2023」が開催された。
本イベントは「阪神甲子園球場100周年記念事業」の一環。
オープニングでは、8校の高校吹奏楽部が一塁側と三塁側に分かれ「栄冠は君に輝く」を全校で演奏した。参加各校の演奏発表がグラウンド上で行われ、一塁ベンチ前から三塁側ベンチ前に半円型に広がり、チアのダンスとともに応援曲を披露した。
参加校の中で唯一関東から参加した、“美爆音”の異名を持つ習志野高校は「レッツゴー習志野」や「習志野きらっとサンバ」など計12曲を演奏。「習高ヒット!」のかけ声と踊りとともに、甲子園の観客を沸かせた。部長の上杉照さん(3年)は甲子園でのスタンド演奏は初めて。「思いっきり演奏できたのかな」とかみしめて演奏した。
習志野の応援に憧れて入部した部長は「(今年の夏は)野球部さんに頑張って連れていってもらいたい」と170人の部員たちと夏の大舞台を夢見る。
同高の顧問で「一般社団法人 全日本吹奏楽連盟」理事長の石津谷治法氏(64)は、19年夏以来となる甲子園。「むしろ楽しみで」関西遠征に臨んだ。部員が「普段はしない」という待ち時間にも思い思いに演奏をする姿に、理事長は笑顔。帰り際に、まぶたをぎゅっと瞑って「野球応援が一番好き」と言い、甲子園を後にした。【中島麗】